冬に白くなる動物

冬に白くなる動物たち|雪が少ない冬、白いおこじょ(オコジョ)はどうなる?

okojoya(おこじょ屋)のブログです。冬に白くなる動物たちは、白くなるきっかけが主に日照時間の変化だとされています。そのため、雪が少ない冬には、白い体が雪のない地面で目立つことがあります。この記事では、おこじょ(オコジョ)をはじめ、冬に白くなる動物たちと、雪の少ない冬について、分かっていることと分かっていないことを分けてお伝えします。

おこじょの換毛の仕組みそのものは、おこじょの夏毛と冬毛の記事で紹介しています。この記事は、その続きとして読んでみてください。

冬に白くなる動物たちを比べる

白い雪の景色の中で、まっ白な動物を見かけたら、思わず足を止めてしまいますよね。けれど、冬に白くなる動物たちは、それぞれ体のつくりも暮らし方も違います。違いに目を向けると、衣替えのおもしろさがよく分かります。

冬に白くなる動物には、おこじょ(オコジョ)のほかに、鳥のライチョウや、北海道のエゾユキウサギなどがいます。どの動物も雪にまぎれるために衣替えをしますが、すっかり白くなるわけではなく、白くならずに残す部分があります。まずは三つの動物を並べて見てみましょう。

どの動物も、冬は雪にまぎれ、夏は岩や草、森の色にとけ込みます。ところが、冬に残る色は、おこじょは尾の先、ライチョウは尾、エゾユキウサギは耳の先と、それぞれ違います。暮らし方も、肉食の哺乳類、鳥、草食の哺乳類とまったく違います。

おこじょの黒い尾の先には、タカなどの攻撃をそらすという説があります。ただ、ライチョウやユキウサギで同じ理由かは、はっきりしていません。

ほかにも、白くなる動物はいます。イイズナも、寒い地域や山地にすむものは、冬に全身が白くなります。ホッキョクギツネなど、海外にも冬に白くなる動物がいます。雪の季節に衣替えをする動物は、思いのほか、いろいろな場所にいるのですね。次は、その衣替えのきっかけについて見てみましょう。

海外の研究では、白くなるきっかけは日照時間

米国の研究機関の解説では、冬に白くなる動物の換毛や換羽の時期は、主に日照時間の変化で決まるとされています。対象は、カンジキウサギ、ホッキョクギツネ、ライチョウの仲間といった海外の動物です。日本の三種で同じかは、確かめられていません。

同じ解説では、実際の雪の状況に合わせて、毛が替わるタイミングを変える柔軟さは、あまり大きくないと報告されています。つまり、雪が降ったから白くなる、という単純な仕組みではないようです。ここまでが、雪の少ない冬を考えるときの前提になります。

なお、これは海外の研究の話です。日本のおこじょやライチョウ、エゾユキウサギについては、同じとは言い切れない点を、心にとめておいてください。

雪が少ない冬に、白いおこじょは

ここからは、雪の少ない冬に、白い体がどう見えるのかを考えてみます。むずかしい話ではありません。まず、おこじょの白い冬毛が何のためにあるのかを思い出しましょう。

おこじょの白い冬毛は、雪の中で見つかりにくくするための衣替えです。ただ、白い毛が役に立つのは周りに雪があるときだけです。雪のない茶色の地面では、白い体はかえって目立ちます。

そのため、雪の期間が短くなると、白い姿で雪のない地面にいる場面が増えるのではないか、という指摘があります。2013年の研究で実際に調べられたのはカンジキウサギです。冬に白くなる動物のひとつとして、おこじょの仲間も挙げられています。海外ではおもにウサギなどで研究が進み、おこじょは「影響を受けうる」仲間として挙がっている、という段階です。

日本のおこじょについては、次のとおりです。

このように、日本のおこじょでの影響は、まだよく分かっていません。分かっていないことを、分かったことのように言わないで、静かに見守る姿勢が大切です。分からないからこそ、これからの研究に目を向けたいところです。

白い動物がこれからも暮らせるように

ニホンライチョウは国の特別天然記念物で、種の保存法の国内希少野生動植物種にも指定され、保護の取り組みが続いています。高い山で出会っても、そっと遠くから見守りましょう。おこじょも同じです。

山では、安全とマナーを最優先に、登山道から外れず、ごみを持ち帰ることが山の生き物を守ります。ひとりひとりの小さな心がけが、白い冬の動物たちの暮らしを支えます。雪の山は、動物たちの大切な暮らしの場です。おじゃまするという気持ちで歩くと、出会えたときのうれしさも、きっと大きくなります。

まとめ

  • 冬に白くなる動物は、白くならずに残す部分がそれぞれ違う
  • 冬毛への衣替えは、主に日照時間の変化で決まるとされる
  • 雪のない地面では、白い体は目立つことがある
  • 日本のおこじょでの影響は、まだよく分かっていない

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。冬に白くなる動物たちの工夫と、雪の少ない冬のことが、少しでも身近に感じられたら幸いです。白い冬のおこじょが雪の中でひっそり暮らす姿を、そっと見守りたいですね。冬の山で白くなる仲間のなかでも、okojoya がお届けしたいのは、しっぽの先が黒いおこじょ。夏毛も冬毛も楽しめるおこじょのグッズは、okojoya にそろっています。

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